第24回日本最小侵襲整形外科学会
会長 佐藤 公治
(名古屋第二赤十字病院 整形外科・脊椎脊髄外科)
さて、この程、2018年11月10日(土曜)の1日、第24回日本最小侵襲整形外科学会(MIOS2018)を名古屋におきまして開催することになりました。MISt(最小侵襲脊椎安定術)を推し進めてきた私としては、伝統ある本学会を主催させていただくことを大変光栄に存じております。
今回のテーマは「MIOSを究める」としました。MIOSは未だ完成されておらず、器械も手技も極まってはいません。まだまだ究める必要がある分野です。
シンポジウムとして高齢者の脆弱性骨折を含め「外傷におけるMIOSを究める」、「手外科におけるMIOSを究める」、「関節外科におけるMIOSを究める」、脊椎分野では「最小侵襲脊椎安定術(MISt) を究める」、「MIOSを究めるサージカルトレーニング」、など現況と課題や展望までを語り合いたいと思います。また「MIOSの医療経済」の演題も集められたらと考えています。MIOSは特定の医師の趣味的 (マニアック) な手技ではなく、患者さんにも医療施設にも医療経済にも有用であることを学会として議論したいと思います。MIOSのアイデアや症例報告も募集します。E-Posterも行います。若手からベテランまで450人ほどの医療関係者が集まる予定です。
最高の手術を行うのにはチーム医療が必須です。コメデイカルセッションとして「MIOS手術に関わって」を企画します。モーニングセッションでは「MIOSまたはMIStの医療倫理」(仮題)、ランチオンとして「MIOSまたはMIStの医療安全」(仮題)「MIOSまたはMIStの合併症、感染対策」(仮題)など日整会14領域の単位を取得できる企画を行いたいと考えています。ハンズオンもいくつか企画します。
また本学会関連セミナーとしてMERI-Japan主催により、学術集会翌日2018年11月11日(日曜)には名市大先端医療イノベーションセンターにて「MIOSカダバーセミナー」を企画したいと思います。本学会はMIOSの手技のトレーニングスキルも提供できたらと考えています。最小侵襲手術手技の安全な普及を担います。
事前登録を行います。コメデイカルの方と共にぜひ多くの方のお早めの登録をお願いします。多くの方のご参加をお待ちしています。
平成30年2月吉日